「保育女子」のホンネ飲み会（前編）

婚活市場で注目のあの職業の男女は、どんな恋愛＆結婚観を持っているの？
居酒屋に呼び出し、酔った勢いで本音を語ってもらおう!!

【第７回】
母性の塊!?
「保育士女子」のホンネ（前編）

第７回は「保育士女子」！　子供が大好きで母性溢れる女性…という印象を抱きがちだが、日々様々な家族を見ている彼女たちは、どんな結婚生活を求めて婚活をしているのだろうか？

【参加者プロフィール】
★アプリ（25歳）：首都圏県内の私立保育園勤務。０歳児クラスを担当している。同世代の保育士の寿退職が相次ぎ、結婚願望に火が付く。現在7つのマッチングアプリを使い倒す。年収280万。

★干物（27歳）：都内公立保育園勤務。年長クラスを担当。園児から「先生大好き」と言われると満足してしまい、恋愛のテンションは少々薄れているという。年収300万。

★本気（30歳）：都内私立保育園勤務。３歳児クラスを担当。30歳を超えて本格的に将来に焦り、婚活に本腰を入れる。年収320万。


「お昼寝中にこっそりアプリで…」保育士女子の婚活事情とは



——今回は「保育士女子」の３名にお集まりいただきました。今日は飲んで下さい！

一同：ハーイ！　乾杯!!

——みなさん、どうやって婚活しているのですか？

アプリ：めちゃめちゃアプリ使ってます！　園児のお昼寝中にもこっそりメッセージのやりとりしてますよ。もちろんずっとやってるわけじゃないけど、休憩時間がそれくらいしかないですからね。

干物：恋バナとかも職員同士でかなりオープンだよね。みんな女子校みたいなノリ。私は婚活中とは口では言うものの、正直具体的に行動できてなくて……。アプリには登録してるけど実際に会ったのも１人だけだし、合コンも誘われたら行くレベルでちょっとやる気低迷中。

本気：最近は婚活パーティーかなあ。一度に沢山の人を見比べたいから、一番効率よくて。今度一緒に行こうよ！　やる気失っていいほど私たちに余裕はないよ(涙)！

干物：もちろんわかってるんですけど…毎日沢山の園児に「先生好きー！」とか「結婚しよー！」とか言われると満足しちゃって恋愛モードが抜けるんですよね。で、いい気分で家に直帰して、寝る直前に「このままじゃヤバイ!!」って急に現実に気付くみたいな。

アプリ：ちょっとわかる(笑)。でも、私は周りが結婚＆出産ラッシュで、かなり焦ってるので３日に１回はアプリで男性と会ってます。



本気：私たちあんまり待遇良くないし、年齢でそんなに給料上がるわけでもないからさ…。早いうちに結婚しちゃってあとは自分の子供に愛情注ぐのが理想だし、実際そういう人生送ってる人が多いよね。

——理想の結婚相手はどんな方ですか？

アプリ：「仕事で同時にたくさん子供見てるから、子育て一人で出来るよね？」って思われるけど、育児丸投げは絶対嫌で、イクメン希望！　毎朝笑顔で子供を送りに来てるお父さんも見てますし、一方でお母さんから「旦那が協力してくれない」って相談も受けていて。やっぱり一緒に育児をしているご夫婦の方が幸せそう…とか、色んなご夫婦を見てるからこそ理想も高くなってるかも。

本気：園の子見るのと自分の子見るのは、乗っかる感情も変わるからやっぱり別物で、大変さが全然違うって聞きますよね。子供は一緒に育てないと！

干物：「パパ全然帰ってこないの」って寂しそうにしてる園児もいるよね。子供にとってもお父さんと触れ合う時間は大切だって感じる。理想を言えば、ちゃんと夜は帰ってくるけど、私が専業主婦で大丈夫な収入がある方ですね…。

本気：あとさ、わたし選挙に行かない男は絶対無理なんだけど!!　

アプリ&干物：え？

本気：だってさ、待機児童問題とか保育士の待遇問題とか、私たちってその時の政治がもろ給与に直結する仕事じゃん？　選挙の日に１日中デートに誘ってくるとか、世の中の事を他人事として考えてんだなあって萎える。

アプリ：そんなこと考えた事もなかったです!!　でも言われてみれば私は当たり前に選挙に行くから、行かない人とか合わないだろうな。明日アプリで会う男に選挙行ってるか聞いてみよー。

干物：初対面でその話は流石に引かれるんじゃない(笑)？　でも確かにそういうところに誠実さって表れますからね。選挙にきちんと行くイクメンが理想ですね！

意外な視点を持っていた「保育士女子」。後編ではお酒も回り、婚活事情をより赤裸々に告白！